プライドの高い者どもへ
プライドが高い。外国ではどうか知りませんが、日本ではあまり良い使い方はされませんね。
プライドが高いと言われてるとき、大抵そういうプライドは捨てたほうがいいよ、とかそれは恥だよ。なんて言われがちです。
プライドっていうものが悪いのではないのです。
悪いのはプライドの示し方、守り方なんだと思います。そしてどういうプライドなのか。。。
よくナメられたくないという、具体的なようで漠然としてる思いがありますよね。
これは老若男女、関係なくみんなが思うもの。
ようするに尊厳ですね。
人によって少し違う尊厳。
だけど私が言ってる守り方が悪いのでは??というのは、自分のプライドを守るために、一部の人は暴言や暴力、意地を張るなど、大人げない態度を示すことです。
本当に相手はアナタを傷つけようとしたのか??
その発言のどこにアナタの尊厳を傷つけるモノがあったのか??
よくよく考えなければいけません。
でないとプライドを守るために、誇示するために、たくさんのモノを失うことになります。
守るものと失うもの、これはちゃんと見合ってますか??
大抵、怒りで守ろうとする人たちは、見合っていないように思えます。
私の大好きな作家の久保帯人さんが「BLEACH」という漫画で言っています。
「あまり強いことを言うな。弱く見えるぞ」
その通りだと思います。
プライドを誇示すればするほど、そのために暴言・暴力に出れば出るほど、器の小さな人間に見える不思議。
そして自分が最も嫌がっているナメられることになる。
あの年でまだあんなイキって恥ずかしくないのか??
あの人あんなじゃ老後は孤独だね。。
とか。
こんな嘲りとも取れる見方をされるのが嫌で、イキってるんでしょう??
そうされない人っていうのは穏やかな人ですよ。
短気ではない器の大きく見える人ですよ。
目指してるのはそこでしょう??
アナタが守る自分の立場は、そうでありたいんじゃないですか??
目的とすべきことがごっちゃになると、こうなりがちです。
最終目標は自分の行く先はどこなのか、それは精神論であれ、明確でないと、守りたいものと守るべきものが区別できなくなります。
そして理想と現実は違う。
それをどれだけ実感して心の底で頭で理解するかです。
そこができてないと、プライドを守るために大事なモノを失う、悲しい結末になるんです。
理想と現実は違う。。
これもBLEACHで出てくるセリフであります。
「憧れとは理解とは程遠い感情」
これもその通りですね。
憧れや夢は叶わない。と言っているのではなく、憧れているだけでなく夢に見ているだけでなく、具体的にどう努力して、どこへ向かうのか。
これも抽象的か具体的かで、努力の仕方・質はかわります。
プライドが高いのは悪いことではない。
それをどう扱うかです。
守り方、優先して守るもの、そして失う何かと天秤にかけて、よく考えて行動しましょう。