口うるさすぎる者どもへ
口うるさすぎる者たち。
よく周囲を見ているのだろう。
よく気付く人間なのだろう。
それは素晴らしいことだ。
気付けるから動ける。見ているから教えることができ、フォローもできる。
しかしだ。
それ故に言いすぎる者がいる。
新人をダメにしてしまう。
言いすぎれば新人は萎縮し、考えて行動することすらプレッシャーで頭が真っ白になりできなくなる。
言いすぎるよく気付くアナタの存在が新人のミスを誘発し、ときに辞めさせ、教育を成長を阻害させる結果となるのだ。
観察力、把握力の高さ、だからこその仕事への計画の効率の高さ、それは会社の宝だ。
重宝されるだろう。
だがそれと新人教育は別物だ。
ある程度、基本を教えたなら自分で今度は計画し気付き仕事をさせなければならない。
教育担当はそれをフォローし観察し、そしてほんの少しの助言をする。
失敗しそうなときも時には目をつぶり、失敗したからの行動を教える。
それも新人教育だ。大事な成長の一つだ。
当然、私たち熟練者からすれば見ていれば、遅い効率悪いし1つ抜けるし、足りないことだらけ。
でも誰しも新人の機関は個人差はあれど、そんなものだ。
そこを口出ししすぎると、成長の邪魔となるんだ。
まどろっこしい気持ちを蓋して、長い目で見る。
それも教育担当に必要な能力だ。
そして手伝いすぎフォローしすぎもよくない。
責任感が育たない。
自分でどうにかしようという精神ができない。
どうせあの人がどうにかしてくれる、そこまで熱を入れてやらなくともフォローしてくれる。
そういう人間ができあがってしまう。
見放すわけでも見捨てるわけでもなく、きついからこそ、こうして自分で成し遂げる、ということを覚えさせなければいけない。
その達成感が責任感となり、次のステップにつながるのだ。
手の出し過ぎは毒になる。
私も口うるさすぎる教育担当に、常に監視されている質問をすれば恫喝され呆れられ、そしてなかなか仕事をさせてもらえず、今日一日何をやっただろう、今日も何も学べなかった…
あの人がいなければ自分は自分で計画し行動し、回せているのに。
手伝われすぎて、自分の立てた仕事の計画が崩れ、やりづらくなる。逆に仕事の邪魔だ。
存在が煩わしい、よかれと思って親切心でやってくれているのに、ウザすぎて仕方ない。
フォローされすぎて、そのアナタがやったフォローの部分を教えてくれたらいいのに。
いちいちダメ出しされているようで達成感がない。
ダメ人間扱いされているようだ。
なんて経験があった。
それでもどうにかやっていこうとした。
でもそういう人間はとにかく人につきまとう。
空気は読まない。何故なら自分のやっていることは正しく善意からだから。
これで私が導きだした結論は解決ではないが、その教育担当にNOと言えないなら、もう辞めて新しい職場に行くということ。
ストレスを日々抱えて、出勤時も気がふさぎ、その人を目にしただけで苛立つ。
そんな環境はいくら自分が望んで入った職場だろうと、もう精神的に毒でしかない。
やめるが吉‼️