昔は大変だった自慢をする者どもへ
今は楽になったよ。
昔はこんなで大変だったんだぞ⁇
なんて話し、年上の人からよく聞かされる。
お前たちは楽してるよ、人数も確保できて手続きもこんな簡単になって、ブラックじゃなくなって、
て知らねえよ。
昔のことを今の若者が知ってるわけないだろ。
聞いたことはあっても経験してないのだから。
自慢をされましても。
今は今なりの大変さがあるんだ。
何故なら昔は大変だった自慢をする年配者の相手やら、今についていけてない人たちへの指導で手一杯だからだ。
経験や過去はこうだったんだよという話し程度なら、聞けるし聞きたいと思うが、自慢は聞きたくはないだろう、誰だって。
あのとき大変だった恨み辛みを現代の若者に向けられても、何も変わらないし、気持ちを晴らすこともできない。
どうして自分たちが大変だった、そこを改善するために戦って、今の状況を勝ち取った。
今の若者にあの思いはさせないという、心がけでいられないのか。
そこをアピールしたい気持ちもわかるのだ。
しかし妬みを向けられ、過酷な状況を乗り越えた自慢を延々されれば、それはいい気がしない。
それも当然。
そしてそんな伝え方をするから、器が小さいだの、仕事ができないだの、悲しい陰口をたたかれるのだ。
悲しい先輩にならないでほしい。
頼られる存在、尊敬される対象でありたいなら、もっと大きく構えて、誰彼構わず妬みをぶつけず、いい加減、自分で自分の感情にケリをつけられるようになってくれ。
八つ当たりや妬みを向けられて笑顔で返すのは、それこそ神か仏だ。
妻や肉親でさえも毛嫌いされるようにはなりたくないだろう。
八つ当たりをするエネルギーがあるなら、若者の指導、家族サービスに使ってくれ。
とにかく幸せになろう。